
かなり前に、オンラインストレージサービス(1)をエントリーしましたが、今回はその続きオンラインストレージサービス(2)です。
オンライン ストレージ サービスとは、ネット上に自分専用のディスク容量を持てるサービスです。オンライン ストレージ サービスを利用することで、複数台のPCやスマートフォンから、ネット上に自分専用のディスクにデータをアップロード・ダウンロードすることが可能となります。
このネット上に自分専用のディスク容量を持てるサービスを基本として、これに色々な付加機能と追加することで、各オンライン ストレージ サービス毎に特色性が備わってきています。
私が使っているオンライン ストレージ サービスは、Dropbox、SugarSync、ZumoDrive、Evernote、IDisk、Windows Live SkyDriveの6種類。これらのオンライン ストレージ サービスは、全て無料版で使ってます。今後必要に迫られたら有料版に移行するかもしれませんが、今のところ無料版でも不満は無いです。

私がオンライン ストレージ サービスを最初に使い出したのは、ジャストシステムのInternet Disk(IDisk)で、これは、一太郎11を購入した時の特典として50MBと、一太郎12を購入した時の特典50MB、合計100MBのInternet Disk(IDisk)を無料で使ってます。今から無料で使うのは無理ですが、サービスとして、100MB/315円から利用可能です。
このジャストシステムのInternet Disk(iDisk)は、WindowsとMacintoshのみ対応となっており、スマートフォン用のアプリはありません。また、Macintoshの場合は制限があるようです。
私の場合、専用のアプリであるIDiskマネージャを使って、オンライン ストレージにアクセスしています。
それ以外のアクセスツールとして、WebブラウザーとIDiskツール(Windowsのみ)が用意されており、IDiskツールは、パソコンに作成されている特定のフォルダと同期を取る方式となっています。
http://www.idisk-just.com/

次にWindows Live SkyDriveは、名前の通りマイクロソフトが提供するオンライン ストレージ サービスです。
無料で利用できるオンライン ストレージ サービスの中では、大容量の25GBとなってます。
このWindows Live SkyDriveは、Webブラウザーを使ってアクセスする形となり、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteのドキュメントは、PCにOfficeがインストールされていなくてもOffice Web Appsを使って、オンラインで編集することが可能です。Webブラウザーで編集するため遅いですが・・・。
Windows Live SkyDriveは、パソコンの特定のフォルダと同期をとる方式が無いため、Webブラウザーをその度に起動しないといけないのが面倒ですね。
http://windowslive.jp.msn.com/skydrive.htm

Evernoteは、Windows、Macintosh、iPhone、iPad、Android、Blackberry、Palm、Windows Mobileで利用可能です。
Evernoteは、単なるオンライン ストレージ サービスで終わらせることなく、メモが書けて保存できる・それぞれの情報を分類ができる・画像内の印刷文字や手書き文字から検索ができる と言った使いこなせば使いこなす程、便利さを味わえるサービスとなってます。単なるオンライン ストレージ サービスに終わらせたくない、自分の手帳のように使いたい人向けでしょうか。
http://www.evernote.com/about/intl/jp/download/

SugarSyncは、Windows、Macintosh、Linux、iPhone、iPad、Android、Windows Mobileで利用可能です。
無料で使える標準の容量は5GB。
SugarSyncを使うために、アカウントを作成してクライアントソフトをインストールする事で使えます。
SugarSyncのクライアントソフトをインストールすると、マイドキュメントに「マジック ブリーフケース」と言うフォルダが自動的に作成されます。この「マジック ブリーフケース」フォルダは、クライアントソフトをインストールした他のPCでの共有対象のフォルダとなっています。
また、「マジック ブリーフケース」以外にも、自分でフォルダを作成することが出来ます。自分で作成したフォルダは、クライアントソフトで他のPC側で同期設定さえしてしまえば、そのフォルダは他のPCでも使えます。
ただ、この自分で作成したフォルダを、他のPCで同期する方法で勘違いしてしばらく悩んでしまいました。
と言うのも、各PCでそれぞれ同期用のフォルダを作成して、各PCで作成したフォルダ同士それぞれを同期設定して使うのかと思ったのですが、これは間違いで・・・。
1)最初に1台だけのPCで同期用のフォルダを作成します。作成した段階でこの同期用フォルダをどのPCで同期したいかを聞いてきますので、同期したいPCを選択します。
(この段階で同期したいPCでは、同期用のフォルダは作成していません)
2)次に、別の同期したいPC(まだ同期用のフォルダは作成していません)で、クライアントソフトを起動します。
クライアントソフトを起動すると、1)で作成された別のPCの同期用フォルダを、このPCで同期しますか?の類のメッセージが表示されるので、このPCで同期用のフォルダを作成します。
と言う事で、同時に各PCにフォルダをそれぞれ自分で作成するわけではありませんでした(__;)
その他に同期が高速。バックアップ機能が有るなど、高機能なオンライン ストレージサービスとなっている分、複雑となっています。日本語対応にも対応となっています(ヘルプは非日本語対応)
https://www.sugarsync.com/referral?rf=bkkys4hnreq5o

DropBoxは、Windows、Macintosh、Linux、iPhone、iPad、Androidで利用可能です。
無料で使える標準の容量は2GB。
DropBoxを使うために、アカウントを作成してクライアントソフトをインストールする事で使えます。
クライアントソフトをインストール後に、どこに同期用のフォルダーを作成(DropBox)するかを聞いてくるので(デフォルトはマイドキュメント)、指定してやれば、各PCでクライアントソフトをインストールした他のPCで同期してくれて使用可能です。この作成されたDropBoxフォルダに入れたファイルは、全て同期されるので分かり易いですね。
日本語には対応していないもののシンプルな内容のため、初心者の方にも使い易いかと思われます。バックアップ機能も有り安全です。
DropBoxの無料版を使用する事にあたり注意することがあります。それは90日間利用が無い場合にはアカウントが削除される可能性があるとのことです。但し通常は、クライアントソフトをインストールすることで、PCに常駐されているので、そのPCはDropBoxと常に接続されているので問題は無いかと思います。パソコンを90日以上起動しなかったり、Dropboxのクライアントソフトを、PC起動時に常駐させない状態としていた場合には、注意が必要です。
https://www.dropbox.com/referrals/NTE4NzUyODA3OQ

ZumoDriveは、Windows、Macintosh、iPhoneで利用可能です。今後 Linux、Android、WinMobile にも対応予定。
無料で使える標準の容量は、条件をクリアすれば2GB使用可能です。こちらも日本語対応可能となってます。
この「ZumoDrive」は、他のオンライン ストレージ サービス(SugarSync、Dropbox)と違って、オンラインストレージがネットワークドライブとして設定されます(標準設定でZドライブ)。その上データをローカルに保存するのではなく、オンライン ストレージが必要に応じてPCにダウンロードして使うためPC(ローカル)側の容量を節約できます。
なお、全てのファイルを常に同期することも可能で、また、ファイルの種類(音楽・写真・書類・その他)ごとに同期設定ができます。
http://zumo.cc/dr/dir/176eNzY2ND
私の使い方は、自分専用のPCが3台有り、この自分専用のPC3台間でSugarSyneとWindows Live SkyDriveを使ってます。主にエクセルやテキストで作成中のドキュメントを保存しており、どこのPCでも閲覧・編集する事を目的としております。
次に、自分専用のPC3台に家族用のPC1台を加えた合計4台のPCで、DropBoxとZumoDriveを使ってます。主に音楽ファイルや、メンテナンス用のダウンロードしたファイルを各PCに展開するためのファイルを保存しています。
実家のPCとファイルをやり取りするために、IneternetDiskを使ってます。
Evernoteは、ほとんど使っていない状態です。
私がこれらのオンライン ストレージ サービスを使用した感想では、
SugarSyncは、詳細な設定を行うことができて使いこなして行くとかなり便利です。ただ反面、多機能なため初心者には難しいと思われます。あと、無料で5GBと言うこともあり、容量を気にすることなく使用できるのも○です。
使い易さでは、DropBoxが一番でしょう。日本語対応が無くても、簡単に使うことができます。オンライン ストレージ サービスをとりあえず初めてみたいと言う方はには、このDropBoxをお勧めします。
ZumoDriveについては、無料2GBを使うためには、いくつか対応する必要がある事や、SugarSyncやDropBoxと違って、ネットワークドライブに割り当てて使うことため、PCに詳しい人向けではないかと思います。